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ビンさんの銀幕音楽堂・第866回(2018年9月22日放送分) 



20180922銀幕音楽堂














【放送日:2018年9月22日(土)PM9:00オンエア】
【再放送:2018年9月26日(水)PM6:00オンエア】

・銀幕アラカルト:リジェクト・スコア特集

『2001年宇宙の旅』ostより「ツァラトゥストラはかく語り(冒頭部分)」(co:リヒャルト・シュトラウス)
『2001年宇宙の旅』ostより「美しく青きドナウ(抜粋)I」(co:ヨハンシュトラウス2世)
『2001年宇宙の旅(リジェクト・スコア盤)』より「Bones」(co:アレックス・ノース)
『2001年宇宙の旅(リジェクト・スコア盤)』より「Space Station Docking」(co:アレックス・ノース)

『地獄の黙示録』ostより「Opening: The End」(vo:ドアーズ)
『地獄の黙示録』ostより「The Delta」(co:カーマイン・コッポラ)
『地獄の黙示録(リジェクト・スコア盤)』より「Into the Jungle」(co:デイヴィッド・シャイア)
『地獄の黙示録(リジェクト・スコア盤)』より「Delta」(co:デイヴィッド・シャイア)

・銀幕音楽堂メールボックス

番組宛にいただいた、メール、FAXを紹介

『モロッコ』より「What Am I Bid for My Apple」(vo:マレーネ・ディートリッヒ)


以上のラインナップでお送りいたします。


奈良のコミュニティFM、FMハイホー(81.4MHz http://www.fm814.co.jp/)にて、お送りしております1時間の「映画音楽専門番組」です。

放送日:毎週土曜日 PM 9時~10時
再放送日:毎週水曜日 PM 6時~7時 (土曜日放送分の再放送です)

当番組はサイマル・ラジオでも発信しています。
ご自宅のPC、スマートフォンでお聴きいただけます。
上記、サイト内のバナーをクリックしてください。




【裏ばなし的なもの】

今回は半ば、愚痴をダラダラと申し上げるところから思いついた企画でありまして、なんでも10月にクリストファー・ノーラン監督(『ダンケルク』等)の企画でもって、SF映画の金字塔、『2001年宇宙の旅』(68)の特別上映があるそうな。

ニュープリントはもちろん、本編が始まる前に公開劇場のロビーに鳴り響いた「前奏曲」から、インターミッション、最後にはイグジット・ミュージックまで流れるという、68年の劇場初公開時のスタイルで上映するというもの。

しかし、この企画、開催されるのは東京のみで、大阪ですら行われないとのこと・・・。
文化の面では、まだまだ東京一極集中というこの現実に、落胆してしまったのは言うまでもありません。

とはいえ、上映される事実は無視するわけにはいかないなぁ・・・ということで、今回の企画を思いつきました。

『2001年宇宙の旅』といえば、クラシック曲が有名ですが、その前にアレックス・ノースがスタンリー・キューブリックから要請を受けて、オリジナル・スコアを書いていた、ということはコアな映画ファン、もとい、映画音楽ファンには有名な話です。
短期間というなかで、仕上げたスコアをクーブリックに提出したノースでしたが、結果的にはリジェクトされてクラシック曲が採用されたのでした。

番組では、オリジナルサウンドトラックより、有名なクラシック曲2曲を取り上げるとともに、2007年にリリースされた、アレックス・ノースが『2001年宇宙の旅』のために書いてたものの、リジェクトされてしまったスコアをお送りいたします。

ところで、特別上映は東京でしか開催されないんだ、ぶつぶつ・・・と言っておりましたら、今日(9月20日)知ったことですが、全国のIMAX上映館にて、10月に『2001年宇宙の旅』のIMAX版が上映されることになった、というニュースが飛び込んでまいりました!!

ってことはもちろん、奈良県ではシネマサンシャイン大和郡山でも上映されるのです!!
詳細は次回の番組にて!!


さてさて、さらに番組では、突如昨年CDリリースされました、『地獄の黙示録』(79)のリジェクト・スコアについても取り上げています。

フランシス・フォード・コッポラの代表作でもある『地獄の黙示録』ですが、当初この作品のスコアはコッポラの義弟であるデイヴィッド・シャイアが担当していました。
ほとんど作曲も終わりかけた頃に、デイヴィッド・シャイアは妻であるタリア(エイドリア~~ン!)・シャイアと離婚してしまいます。
これに激怒したコッポラは、妹を泣かすような奴のスコアなんて採用できない、ということで彼のスコアを却下、代わりに父であるカーマインにスコアの書き直しを依頼しそれを採用したのでした。

そのリジェクトされたデイヴィッド・シャイアのスコアが、昨年突如CDリリースされたのには驚きました。
一時は激怒したコッポラも、後年デイヴィッド・シャイアと仲直りしたことは、二人が仲良く写っている写真(リジェクト・スコア盤のインレイに掲載されています)を見れば明らか。
CDがリリースされたのも、そういうことなんでしょう。

シンセサイザーによるスコアにこだわったコッポラであり、父のカーマインが書いたスコアもそれに沿った仕上がりでしたが、デイヴィッド・シャイアのスコアもまた、シンセサイザーによるスコアになっており、番組ではその聴き比べをしてもらうべく、双方2曲づつピックアップしています。


メールBOXのコーナーでは『モロッコ』(30)にリクエストいただきました。
リクエストとはいえ、あまりに昔の映画でありサントラが存在しないため、劇中でマレーネ・ディートリッヒがタキシード姿で唄う、「What Am I Bid for My Apple」をお送りいたします。

ってなわけで、朝夕涼しい日もあったりなかったりする9月後半の週末、ご用とお急ぎでなければ、ぜひお聴きあれ!!